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タグ: Vision Forest

シグマクシスがアートを活用した企業変革リーダー強化プログラム「変革リーダー・ラボ」開始。第1期は22人参加。


 

 シグマクシスは、企業内のリーダーの組織変革力向上を実現するプログラム「変革リーダー・ラボ」の提供を開始した。8月2日にスタートした第1期には、日本たばこ産業、イオン、日本航空など5社から計22人が参加。

「変革リーダー・ラボ」は、これまでの企業向け研修とは異なり、創造力やビジョニング力を重視し、組織の変革リーダーになることを目指していく。また、様々な企業から参加者が集い良質なコミュニティを形成することで、参加者同士が互いに視野を広げ視座を高め合い、人的ネットワークを広げていくことも促進する。

シグマクシス 変革リーダーラボ

プログラムの特長は次の4点。

・豊富な提供実績を持つ組織変革プロジェクトのエッセンスをプログラム化
これまでの組織変革プロジェクトで培った知見・経験を活かし、変革リーダーに必要なエッセンスを抽出して開発。

・アートの力を活用して創造性を引き出す
組織変革プログラム「Vision Forest」(※)で実績のある、アートの要素をプログラムに組み込み、参加者が自らの可能性と創造性を引き出す。

・ケーススタディではなく、自らの任務をテーマに進行
参加者が自社の実務で担当する任務をテーマとして持ち、プログラムでの気づきを実テーマの中で実践することで、変革を実現へと導く。

・クラスルーム形式ではなく、ラボラトリー形式を採用
参加者が共に創り上げていくラボラトリー形式を採用。業種・業界横断での参加者が、互いの視点・発想に触れながら、自ら気づきを深めていく。

※Vision Forestは、ビジョンを描き、実現につなげるための革新的な変革アプローチ。アートを活用した企業変革のパイオニアであるホワイトシップ社とのパートナーシップにより提供。2017年7月末時点30社以上への導入実績あるということだ。

シグマクシスの発表はコチラから 

投稿日: 2017年08月08日 | 投稿者: Consulting Industry News

シリーズ「コンサル業界の先端」 Vision Forest ~アートを活用した組織変革プログラム 第4回 セルフイノベーション続けるシグマクシスという会社


 

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コンサルティングファームは時代と共にサービスを変化させ、その方法論を進化させ続けている。シリーズ「コンサル業界の先端」では、コンサルティング業界で新たな価値創造に取り組むコンサルタントとそのサービスを紹介。連載第一回はシグマクシスのVision Forestを取り上げる

[これまでの内容]
第1回 ロジックの限界を超える
第2回 自分で創る感覚」を覚醒させて変革を加速する
第3回 コンサルタントはどうやってイノベーションを起こしたのか

 
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斎藤氏はインタビューの中で「Vision Forestはシグマクシスだからできた」と何度か強調した。聞き手である我々編集部も今回の取材を通じ、シグマクシスという会社の、コンサルティングファームとしてのユニークさの一端を垣間見た。

シェルパとして、最初から最後まで

シグマクシスは、自らの役割を、登山者とともに山に登る「シェルパ」に例え、「戦略実現のシェルパ」としている。クライアントと目標を共有し、そこにいたるリスクも一緒にとりながら、必要なアクションを適切な判断で実行して、成果と喜びを分かち合う、という姿を目指している。決して一方的に調査分析をし、あるべき姿や、そこまでのアプローチをレポートにして提出するだけ、といったコンサルティングを目指しているわけではない。コラボレーションで成果が出るまでやりきる。

「シグマクシスのケイパビリティの軸はコンサルティング能力ですが、実際には、そのコンサルティング能力を使いながら事業も運営している、というのが今の姿です。」と斎藤氏。お客様に対して「最初から最後まで一緒にやります」と言ったからには、成果を出すために事業運営に踏み込むことも辞さない、ということだ。「共に価値を生み出す取組みであれば、クライアントやビジネスパートナーと一緒にジョイントベンチャーを作ったり、出資したりというのは自然な形なのです。」

目指すのは、コンサルティング能力をもった事業運営会社

シグマクシスは2008年の設立当初はコンサルティング業界からプロフェッショナルを集めてスタートし、そこに中途採用と新卒採用・育成を重ねて400名規模となった。そして2013年12月に東証マザーズに上場する。だが、これもコラボレーション型のコンサルティング会社としてまったく新しいビジネスモデルを実現するための手段だったと斎藤氏は振り返る。「なんでわざわざコンサルティングファームが上場するのか、という声が当時はありました。前例もありませんでした。でも日本発のコンサルティング会社としてブランドと社会的信用を確立し、資金を調達して事業を運営する、というダイナミックなサイクルを回す上で、上場は1つのチャレンジすべきステップなのです。」

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シグマクシス社内向けにVision Forestを実施した時の様子。新たな解を自ら作り出すためには、組織として想いを一致させ、メンバーが想像性、主体性をフルに発揮する必要があった。

もともと「コラボレーションで価値を創造する会社になる」と宣言して発足したシグマクシス。着実に自らが目指す姿に近づいているように見えるが、あわせてコンサルティング業界を取り巻く環境も変わってきていると斎藤氏は語る。「これだけ事業環境の変化が激しいと、口や理屈だけのコンサルティング、あるいは頼まれた仕組みを作って納品するだけのコンサルティングは、もう売れない。絶対的な解がない中でクライントは模索しています。そこでコンサルタントが果たすべき役割は、正解になりうる選択肢を提示することではなく、一緒に汗をかき、試し、時には一緒に学びながら、新しい価値を共に作っていくことでしょう。要は、事業を創り、動かしていく能力も必要になってきているのです。」シグマクシスでは、能力開発という観点で、出資先に出向して事業運営に携わるコンサルタントもいる。もはやコンサルティング能力だけでは価値を生み出せないということを体感している同社ならではのキャリアパスだろう。

自分たち自身のイノベーションにも生きるVision Forest

前例のないVision Forestが生まれた背景には、そんなシグマクシスの経営の考え方があったわけだが、同社はその進化の過程でも、自らVision Forestを実践してきた。シグマクシスが取り組んでいるのはビジネスサービスのイノベーションだ。新たな解を自ら作り出すためには、組織として想いを一致させ、メンバーが想像性、主体性をフルに発揮する必要があった。そんなときこそ、Vision Forestだ。

「実際、最初の顧客はシグマクシス自身だったのです。社長以下リーダーが絵を描き、ビジョンと想いを共有し、多様性を大切にしながら組織としてひとつの方向に向かって動いてきた。今でもリーダーだけではなく、組織単位のキックオフなどでも活用してもらっています。仲間たちがVision Forestをクライアントに心をこめて展開してくれているのは、自らの体験で受けたインパクトと、その効果が実感できたからなんだと思います。」斎藤氏が「シグマクシスだからVision Forestは出来上がった」と述べる理由はこんなところにもあるのだろう。同社の中心の広場「マーケット」と呼ばれる場所には、東証マザーズ上場の際にリーダー達が描いた絵が、今も飾られている。

編集後記

今回、ロジックを超えて右脳と感性を覚醒させるユニークなサービス、Vision Forestに注目。正直、初めは、その内容、意味とも分かりにくいものであったが、シグマクシス自身がVision Forestと共に、進化し続けてきたことも伺わせていただくと、その必然性が理解できる。

最初に述べた通りVision Forestはロジックの限界を超え、人財・組織の想いや創造性を引き出す方法論であり、個人の意識を変え、新しい視点からの経営課題を検討し、組織の動き方・仕組みを変えることで、変革への取り組みの推進力を高める方法論である。

創造的なものを受け入れるシグマクシスという組織、そして斎藤氏が感じたロジックの限界、そこで出会ったアートといいう方法論への確信、そこからくる「想い」、こういった要素があったからこそ、生まれたサービスだ。

今後もシグマクシスがシェルパとしてクライアントとリスクを共有しながら最後まで顧客と、喜びを分かち合いながら目的を達成するには、彼ら自身にもたゆまぬセルフイノベーションが必要で、そこにはVision ForestいつもVision Forestがある、ということだろう。今後も進化していくシグマクシスと、その進化を支えていく、Vision Forestの今後に注目したい。

投稿日: 2015年08月29日 | 投稿者: Consulting Industry News

シリーズ「コンサル業界の先端」 Vision Forest ~アートを活用した組織変革プログラム~ 第3回 コンサルタントはどうやってイノベーションを起こしたのか。


 

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コンサルティングファームは時代と共にサービスを変化させ、その方法論を進化させ続けている。シリーズ「コンサル業界の先端」では、コンサルティング業界で新たな価値創造に取り組むコンサルタントとそのサービスを紹介。連載第一回はシグマクシスのVision Forestを取り上げる
 
[これまでの内容]
第1回 ロジックの限界を超える
第2回 自分で創る感覚」を覚醒させて変革を加速する
 
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コンサルタントが、やりたいことを実現するためにファームを卒業してブティック型で独立、独自のサービスを始めるという話はよく耳にする。しかし、コンサルティングファームに属したまま、自らの想いをドライバーに、前例のない新サービスを立ち上げた斎藤立氏のようなコンサルタントは珍しい。

斎藤氏はどのようにこのユニークなVision Forestの立ち上げを推進したのだろうか?これはコンサル業界で生きる我々としてはぜひ押さえたい。

ビジネスになるかならないか、ではなく「本質」かどうか。

社会ニーズが顕在化しているサービスを立ち上げるならまだしも、コンサルタント個人の想いが起点になっている新サービスを所属ファームに理解してもらうのは、相当な困難を伴ったのでは?の問いに、斎藤氏はこう振り返る。「正直、ビジネスになるかはよくわからなかった。でも”本質”をついているはずだ、と信じていました。これは絶対、世の中に必要なことであり、コンサルティングの”ロジックの限界”には逃げずに向き合わないと、本当にクライアントを成功させることはできない、と。」

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インタビューに答える株式会社シグマクシスでディレクターを務める斎藤立氏(右)と株式会社ホワイトシップの代表取締役社長でアートプロデューサーの長谷部貴美氏(左)

当然ながら、立ち上げの苦労は並大抵ではなかった。「最初、CEOの倉重が昼ご飯を食べているところをつかまえてアイデア提案したのですが、最初は「絵を描く?アーティストと組む?お前の言っていることは意味がわからない」と呆れられました。当時はまだ、シグマクシス自体が、立ち上げ直後の“食えないベンチャー”でしたし(笑)。それでもしつこく食い下がったら、最後は私を止めなかった。「立、お前がそこまで信じると言うなら、やってみろ」と。それで、現業をやりながら、勝手に事業創りを進める日々が始まりました。」

説明するのも一苦労の内容。ビジネスモデルもないし、通常のコンサルティングとは動き方も違う新サービスのゼロからの立ち上げだ。「最初の案件をとるまでに約半年、50社くらいの企業を相手に放浪しました。話せば長い、ひどい話がいっぱいありますよ」と斎藤氏は笑う。「社内の仲間も、『ぶっちゃけビジネスになるかな』、と思っていたと思います。ただ、マネジメント含めて、誰も邪魔をしたり止めさせようとする人がいなかったのは、ウチの凄いところですね。」当然、好きなことやらせてもらう一方、数字は落とし前つけなければならないのがビジネスだ。「昼間はM&A案件や戦略案件で稼ぎながら、夜はVision Forestの営業に走り回る、という毎日でした。」

自分の想いや創造性を自覚すること

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シグマクシス社内向けVision Forestの創作セッションを実施する様子。

そこにあったのは、事業創造に懸ける斎藤立氏の熱い想いだ。昼間は難易度の高いM&A案件をこなしながら、夜な夜な自分の信じるものの実現のため、アートの可能性について話して回る。「ロジックだけでは物事は動かない」という強烈な信念と、アートがもたらす無限の可能性につき動かされていたそんな斎藤氏は、今のコンサル業界を俯瞰してどう思っているのか?

「コンサルティング業界そのものが、時代に遅れ始めているのではないか」と斎藤氏は語る。「コンサルタントこそ、放っておけば”ロジック重視”の職業の典型です。コンサルタント自らが、創造性や想いを忘れてしまいがちなんです。一部はベンチャーに転職したり、起業したり、創造性や想いを実現する人達もいます。でも、周りを見渡すと、いつの間にか想いを失ってしまった”職業”コンサルタントが結構いるのではないでしょうか。そういうことを、もっとコンサルタント一人ひとりが自覚してもそろそろいいんじゃないかと思います。お客様も賢くなっている。大抵の情報は自分で入手して整理・分析できる。先生や評論家の立ち位置で、口だけのコンサルタントは、お客様に必ず見抜かれる時代になっています。」

丁寧に磨き続けることの積み重ねで、新しいサービスは生まれる

自ら頭と心と体を使って事業を立ち上げた斎藤氏は、コンサルタントでありながら事業家だ。「まずは自分の想いや創造性にきちんと目を向けることです。それを、遠回りでもいいから磨き続ける。筋肉を鍛えるのと同じ。あきらめずに発信し、仲間を見つけ、連携していくことで、自分たちのビジョンがまた明確になる。丁寧にそれを繰り返した結果、模倣できないものが出来上がり、結果が出始めた。積み重ねの上に今があるんです。」

4回目は、こういった新たなサービスを生み出す懐の深さを持ったシグマクシスという会社を掘り下げてみたい。
続きはこちらから!

投稿日: 2015年08月26日 | 投稿者: Consulting Industry News

シリーズ「コンサル業界の先端」 Vision Forest ~アートを活用した組織変革プログラム~ 第2回 「自分で創る感覚」を覚醒させて変革を加速する


 

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コンサルティングファームは時代と共にサービスを変化させ、その方法論を進化させ続けている。シリーズ「コンサル業界の先端」では、コンサルティング業界で新たな価値創造に取り組むコンサルタントとそのサービスを紹介。連載第一回はシグマクシスのVision Forestを取り上げる
 
 
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Vision Forestは具体的にどのようなプログラムなのか?第2回はその内容について話を伺った。
※第1回「ロジックの限界を超える」はこちら

アート(感性)x ロジック(論理)の方法論、Vision Forest

Vision Forestの基本プログラムは、(1)人財・組織の状況サーベイ、(2)集中ワークショップ、(3)実践・振り返りワークショップ、(4)継続的な仕組み化、という4つのステップで進められる。

すでに過去50社におよぶ企業に導入されており、進め方はクライアントの状況や規模、プロジェクトの目的ごとに細かくカスタマイズされるのだが、ステップ(2)の集中ワークショップの一部、「創作セッション」にアートが活用されるのは共通だ。

「創作セッション」で絵を描くことの意味

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創作セッションは、実際に参加者全員が一人ひとり絵を描く。絵を通じてまずは自分を知り、互いを知る。はじめは手が動かない人もいるが、徐々に描くことへの欲求が出てくる

創作セッションは、約4時間、実際に参加者全員が一人ひとり絵を描き、描いた絵をお互いに鑑賞しあう。絵を通じてまずは自分を知り、互いを知る。個々の心を開き、意識を変えることで、引き続き行われる戦略セッションで、新しい視点で組織の課題を見つめて討議できるような環境を作り上げる。最終的には、変革の推進力を高めていくことが目的だ。

ここでアートを使うことの意味「描くことの意味」は何だろう。創作セッションを担当するホワイトシップの長谷部氏は次のように語る。

「絵を描くということは、100%主体的な行為です。こちらから“描きましょう”というきっかけは作りますし、時間もプロセスもある程度は決まっていますが、絵は自分の責任で描きあげなければ完成しません。突然“絵を描け”と言われてたじろぎ、はじめは手が動かない人もいますが、いつの間にか、徐々に描くことへの欲求がでてくる。驚くことに、描けなかった人は今まで一人もいません。描くというのは、本能的な行為なんです」。すなわち、描くことで、日頃無意識のうちに封じ込めている主体性・能動性の感覚を得ることがよみがえり、それが変革への推進力を高めるエンジンになるというのだ。

忘れていた「主体性」を取り戻す

長年組織の中で生きていると、「主体的になる」というのは結構難しい。自ら始めたことが失敗したら、バツがついたり左遷されたり、昇進の道が閉ざされたりする可能性もある。主体的であるべきだと思いながらも、無意識にそこから逃げてしまっている人も多い。また、誰かに「主体的になれ」と言われた瞬間に、そもそもそれ自体「主体的ではない」という、という難しさもある。だが、「主体的な感覚」を味わったことがある人には、はっきり分かることがある。主体的であることは圧倒的に楽しく面白い、ということだ。

長谷部氏は「日常的に主体性を忘れがちな環境にいる参加者のみなさんが、この瞬間に覚醒して、自分をオープンに表現することができる状態になれるとしたら、それはすごいこと」と語る。

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各自で描いた絵を互いに鑑賞し、感じたことを述べあう。自分をオープンに表現することができる状態になり、変革の推進力を高めていく

「自分が創る感覚」Vision Forest流のファシリテーション

こうして創作セッションで右脳と感性を開いた参加者は、午後の討議セッションに入る。今度は、事前のリサーチに基づいて事業に関する議論を行う「左脳」のセッションだが、創作体験を経た参加者は、オープンで「今なら自然体で意見が交換できる状態」になっている。

セッション内の議論にあふれ出るのは、事業に対する自分の「想い」だ。「本当はここまで目指したい」、「事業のストーリーはこうしたい」という前向きな発言や、「このハードルは全員で超えないとゴールできない」など建設的な議論が交わされる。斎藤氏の「Vision Forest流ファシリテーション」に導かれ、参加者自身が主体的に自ら事業を作り、自分で課題を解決していこうという空気が作り出されていく。

「創作セッションの4時間で一人ひとりのモードが変わったらすぐ、自分たちの事業について議論を行う。変革に取り組む高い意識、創造性、主体性が生まれた状態を保ちながら討議に入るというのがポイントです。最初から”事業について討議しましょう”と言っても、こうはなりません。」と斎藤氏はアートが人のマインドを変える力を語る。

具体的な打ち手の設計、仕組み化、定着まで伴走

Vision Forestのプログラムは、創作セッションと討議セッションで構成される「一日集中ワークショップ」の後も、実践、振り返りワークショップ、そして継続的な仕組みづくり、定着化、と続く。ここからはお客様の規模や課題に応じて進め方がカスタマイズされるのが普通で、年間通してクライアントの事業運営に並走するケースも多い。

一般的な戦略コンサルティングと大きく違うのは、全てが「クライアントの主体性、創造性、能動性をいかに引き出すか」という視点で、すべてのプロセスがデザインされているということ。「この後は全部我々が纏めます、と引き取ってしまうのではなくて、全部お客様にやってもらう。我々は、その組織自体が自ら変化していくプロセスを作り上げていくことに全エネルギーを注ぎ込みます」と斎藤氏は語る。

組織の潜在的な能力を覚醒、爆発させる

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創作セッションで描かれた絵。

Vision Forestは、幅広いテーマで様々な企業に採用されている。「次世代イノベーションリーダーの創造」、「グループ会社のシナジー創出」、「グローバル企業の全世界ビジョン共有」など。大手グループ企業の経営陣がワークショップを機に海外事業での連携を決めたというケースもある。また、3年間にわたってVision Forestを活用して人財・組織開発を進めてきたある企業は、その期間に500億円を超える売上成長を実現している。斎藤氏は「ほとんどの企業は、組織の持っている潜在的な力を出し切ってない。一人ひとりの能力とモチベーションをいかに上げるかにかかっています」と語る。

大型システム開発プロジェクトにも効果絶大

なお、戦略系だけではなくIT系プロジェクトでもVision Forestは成果を上げている。興味深い事例としては、大手企業のシステム開発プロジェクト。他社が手掛けていた大規模システム開発が暗礁に乗り上げ、シグマクシスに”助けてほしい”と緊急要請が入った。「プロジェクトのゼロからの立て直しで、PMO(プログラムマネジメントオフィス)で入ってみると、関わっているのはお客様側とベンダー側を含めて4社。文字通り火を噴いている中で、それぞれ互いに不信感があり、モチベーションも下がっている、そんな危機的な状況でした」と斎藤氏。そこで、立て直しの冒頭に投入したのがVision Forestプログラムだった。「ワークショップを終えると、”このメンバーで、やり遂げたいと初めて思えた””このチームならできると思った”と言うコメントが現場のリーダーから湧き出てきました。みんな想いは持っているけれども、組織があり、縦割りで、役割が細分化されていて相手のことがわからなかったんですね。結果的に2年後にプロジェクトは大きな成果を生み出しました。みなさんの頑張りの結果ではありますが、その起爆剤の一つにはなったかなと思っています。」

連載第3回はVision Forest立ち上げのストーリーについて聞く。
続きはこちらから!

投稿日: 2015年08月23日 | 投稿者: Consulting Industry News

シリーズ「コンサル業界の先端」 Vision Forest ~アートを活用した組織変革プログラム~ 第1回 ロジックの限界を超える


 

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コンサルティングファームは時代と共にサービスを変化させ、その方法論を進化させ続けている。シリーズ「コンサル業界の先端」では、コンサルティング業界で新たな価値創造に取り組むコンサルタントとそのサービスを紹介。連載第一回はシグマクシスのVision Forestを取り上げる
 
 
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Vision Forestのワークショップの創作セッションで描かれた絵。Vision Forestではアートを活用し組織変革を促す

コンサルティング業界は、事実やデータ、あるいはベストプラクティスをもとに、論理的に解を出していくファクトベースのコンサルティングを長らく主流としてきた。「それに対抗するような、右脳や感性の要素を取り入れたサービスを提供しているコンサルファームはないのだろうか?」と当編集部は常々思っていた。

そんな中、我々はシグマクシスがVision Forest(ビジョン・フォレスト)というアートを取り入れたプログラムを開発し、提供していることを知った。そこで株式会社シグマクシスでVision Forest責任者でディレクターを務める斎藤立氏と、共同で開発・提供を行っている株式会社ホワイトシップの代表取締役社長でアートプロデューサーの長谷部貴美氏にお話を伺った。


Vision Forest

一言で言うと、Vision Forestとは、アートの力を活用してロジックの限界を超え、人財・組織の想いや創造性を引き出して価値創造につなげる方法論だ。取材に応じて頂いた斎藤氏によると「Vision Forestは、主に人や組織に関わる経営課題の解決や、イノベーションを支える人財・組織開発に主に焦点を当てているアプローチ」だという。すでに国内およびグローバルの大手企業50社超をクライアントとし、計数千名におよぶ各社社員がプログラムに参加している。

2015年5月からはハーバードビジネスレビューとのコラボレーションで、「リーダーは描く」という企画が同誌で始まり、名だたる経営者達が夢中で絵を描く姿と、想いのあふれるインタビュー記事が話題になっている。

Harvard Business Reviewで連載中の「リーダーは『描く』」
企業のリーダーがVision Forestに取り組む様子が紹介されている

  第5回:株式会社気仙沼ニッティング 代表取締役 御手洗瑞子氏
  第4回:日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ株式会社 代表取締役社長 アムル ラクシュミナラヤナン氏
  第3回:株式会社LIXIL 代表取締役社長兼CEO 藤森義明氏
  第2回:特定非営利活動法人シブヤ大学 学長 左京泰明氏
  第1回:ヤフー株式会社 代表取締役社長 宮坂学氏

 「経営者に絵を描いてもらう新連載はこうして生まれた」 DHBR編集長ブログ >>>

ロジックだけじゃ組織は動かない

斎藤氏はマッキンゼーでキャリアをスタートした。同社では戦略コンサルタントとして、論理性をフル回転させて大企業の戦略立案、組織変革に従事。しかし、貴重な経験になった一方で、最後の最後、組織はロジックだけじゃ動かせない、と痛感していたのだという。「最終的に変革の取り組みの成果を出したいと思った瞬間に、人を突き動かす“ロジックを超える何か”が必要だったんです。」

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インタビューに答える株式会社シグマクシス ディレクター斎藤立氏。Vision Forest責任者。シグマクシスでサービスをゼロから開発してきた。

組織に横たわる「見えない壁」。そんな中で出会ったアート

斎藤氏が感じた「ロジックを超える“何か”が必要」とはどういう感覚だろう。斎藤氏は以下のように述べる。

「企業のイノベーションが失敗するとき、その原因の8割は“技術”の問題ではなくて“ヒト”の問題にあるのです。具体的には、実はビジョンが共有できていないとか、組織を越えてメンバーが連携できないとか、リーダーが変わることを恐れているとか。そこには “見えない壁”のようなものがあり、特に大企業においては深刻な問題を生んでいます」。

ロジックでは打ち破れないこの“見えない壁”を越えて、なんとか「ヒト」の問題にアプローチできないだろうかと考えていた斎藤氏が出会ったのが、アートだった。

アートを用いた人財開発のパイオニア、ホワイトシップ社との出会い

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株式会社ホワイトシップの代表取締役社長でアートプロデューサーの長谷部貴美氏。ホワイトシップ社は「コミュニケーションアート」というコンセプトを軸に事業を展開している

斎藤氏が10年前に出会ったのが、株式会社ホワイトシップの代表取締役でありアートプロデューサーを務める長谷部貴美氏と、同社アーティストの谷澤邦彦氏。ホワイトシップ社は、「コミュニケーションアート」というコンセプトを軸に事業を展開する、アートを用いた人財開発のパイオニア。アーティストのマネジメントやインキュベーションはもちろん、子供から大人まで、人間が本来持っている創造性を目覚めさせ、新たな時代を創り出すエネルギーを引き出す活動も行っている。

それまでアートにはまったく興味がなかった斎藤氏だが、アーティストの谷澤氏とその作品に出会った瞬間に「自分が失くしかけていて、圧倒的に足りていないものがここにある」という感覚を抱き、自らホワイトシップに足しげく通って絵を描き始めた。そして、「このアートの力を使えば、人の心や感性にアプローチし、組織の中の様々な人の想いを引き出して、価値創造につなげられるのでないか」と考え始める。そして7年前にシグマクシスが設立されたタイミングで、アイデアの事業化に着手する。

「アーティストと一緒に作っていったからこそ、今までの経営コンサルティングの枠にとらわれず、新しい方法論を作ることができた」と斎藤氏。こうして完成したのがVision Forestだ。

連載第2回はVision Forestの具体的な内容を聞く。
続きはこちらから!

投稿日: 2015年08月20日 | 投稿者: Consulting Industry News



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